チャンピオンペットフーズ社が生産販売しているオリジンキャットフードとアカナ・キャットフード。
地元の自然豊かな原材料とグレインフリー(穀物不使用)にこだわった、とても人気のあるプレミアム・フードです。
チャンピオンフーズ社が最初に生産販売したのが、オリジンキャットフードで、次に改良版として生産されたのが、アカナキャットフードです。
オリジンにしようか、アカナにしようか、迷われている方に、2つのキャットフードの違いを解説します。
>>世界50か国以上で愛されている!【オリジン】
(オリジンはリニューアルし、カナダ産からアメリカ産となっています。こちらはアカナのみの公式サイトとなります。)
もくじ
アカナ? オリジン? 違いはなに?
チャンピオンペットフーズ社は、オリジン、アカナという優れた2つのキャットフードを生産しています。2017年をもって、オリジンはリニューアルされ、アメリカ産となりました。
キャット&キティ、シックスフィッシュ、フィット&トリムの、340g、1.8kg、5.45kgの3種類に増え、新たにレジオナルレッドという商品が加わりました。
同時に、アカナもリニューアルされたのですが、340g、1.8kg、5.4kgというやはり3種類に分かれ、ワイルドプレイリー、パシフィカ、グラスランド、という本来あったフードに変わりありませんが、ランチランドという新しいタイプが加わりました。
両方とも、原材料や成分の若干の変化が起こりました。
具体的にいうと、原材料である肉や魚、野菜、フルーツが多く使用され、パッケージも変化し、価格もあがっています。
リニューアルしたアカナの詳細については、下記事において、解説しています。
オリジンについては、こちらの記事が参照になります。
オリジンはアメリカ産、アカナはカナダ産
オリジンの改良版がアカナなのですが、いろいろと違いがあります。
アカナの特徴を知るために、オリジンとアカナのたんぱく質成分を見てみましょう。
オリジン | アカナ |
たんぱく質 40%以上 | たんぱく質 37%以上 |
ほかの外国産のプレミアム・キャットフードのたんぱく質の標準値は、全体の30%くらいです。
アカナとオリジンとを比べれば、オリジンキャットフードのほうが高いたんぱく質だということがわかります。
猫の主エネルギーはたんぱく質です。
高いたんぱく質で、穀物不使用のグレインフリー、天然資源の原材料を用いた徹底した栄養管理に基づいたフード、というスタンスは両者とも変わらないですね。
ただ、この若干の差からも、オリジンキャットフードのほうが、より高級志向の強いプレミアムフードだということがわかってきます。
オリジンキャットフードの特徴
オリジンキャットフードの最大の特徴は、なによりその強い風味です。風味というより、「匂い」といってしまったほうがいいです。
開封すると、独特なワイルド感に圧倒されます。
オリジンは4種類のフードがあるのですが、リニューアル後新発売されたレジオナルレッドは、最もワイルドなフードだといえます。
オリジンキャットフードはリニューアル後、それ以前より風味が少し弱くなりましたが、それでもまだ特有の強い野性色の強い風味があります。工場はアメリカに移転しましたが、そのことについて変化は感じません。原材料が多種多様、豊富になり、ふだんならサプリメントなどからしか摂取できない成分までも、原材料から吸収できるようにグレードアップしています。
アカナキャットフードの特徴
オリジン、アカナとも2017年のリニューアルしました。オリジンは工場がアメリカに移転しています。
現在は、事実上チャンピオンペットフーズ社のカナダ産のキャットフードはアカナのみです。オリジンとは違い、アカナは地元の原材料のみにこだわったフード作りと管理を徹底しています。
高たんぱく質、低炭水化物のイメージがあり、血糖値を下げる効果が抜群にあるフードというのが、ぼくのアカナに対する強い印象です。
リニューアルされたアカナ・キャットフードは、フルーツや野菜などの原材料がさらに増えています。
大きく増えた成分は、繊維質です。お肉の原材料も、70パーセントから75パーセントへと増えています。
アカナキャットフードは地元のカナダ産の原材料に徹底的にこだわりつづけながら、より猫に合う総合栄養食を生産しようと、改良を重ねています。従来のキャットフードを食べていた猫にも食べやすいように工夫をしているところが特徴です。オリジンよりも、少し価格を抑えているので、リーズナブルといえます。
実際の我が家の猫に2つを与えてみた
これはオリジンキャットフードの4種類とアカナキャットフードの3種類をすべて同時にお皿に開けて、どれに真っ先に反応するか? を試した光景です。
まあ、基本的に食いつき、というものは、あまり意味がないものなのですけど…。それで良質なキャットフードを決めることはできませんから。
ただ、我が家の愛猫は、オリジンキャットフードもアカナキャットフードも大好きなのですが、意外な結果が出ていますので、これからそのどちらかを購入しようとされている方には、これからお話することは、とても参考になるものだと思います。
なぜアカナのほうが食いつきがよいのか?
ちなみに我が家は2匹の猫を飼っております。
一匹は洋猫とのハーフ、一匹が三毛猫です。
基本的に、二匹にはピュリナワンやロイヤルカナンなどのフードを与えながら、プレミアムフードをローテーションで与えてあげる、という食事生活です。ウエットフードやトリーツも、与えています。
三毛猫のほうは、すでに3歳くらいになってから飼いはじめた猫で、それ以前の食生活は、前の飼い主の元で栄養管理がしっかりされていませんでした。
安いフードばかり食べたがるんです。
人間の食べているものも欲しがります。
それで、よく病気になってしまいます。なので、プレミアムフードを与えようとするのですが、プレミアムフードをあまり食べてくれないんです。
けれども、アカナは抵抗なくよく食べるんですね…。
我が家の愛猫がアカナキャットフードを好きな理由
・オリジン・キャットフード
- 全体的に野性的な風味が強い。
- 原材料そのままのレジオナルレッドは、とりわけ生ものに近い
・アカナ・キャットフード
- 野性的な風味がそこまで強くない
- 羊肉やラム肉を使ったグラスランドはとりわけ好評
オリジンキャットフードはダイレクトに原材料を生かしたフードであるのに対し、その改良版であるアカナは食感や風味がそれほど強くありません。通常のキャットフードに近い食感です。オリジンは油っ気があるフードですが、アカナはさらっとしています。アカナキャットフードは、オリジン同様天然豊富なお肉やお魚を原材料として用いながら、それを食べやすいものに改良したものだ、と考えていただけると、わかりやすいと思います。しかし、原材料の豊富さという意味では、オリジンのほうが圧倒的です。
オリジン・キャットフードの口コミ
それぞれのキャットフードの口コミについても調べてみました。皆さんは、どんなご意見を持っているのでしょう。まず、オリジンです。
評価が今ひとつだった口コミ
評価がよかった口コミ
オリジンキャットフードの口コミについて
オリジンキャットフードについては、まとめてみると、こんな感じでしょうか。
- とにかく匂いが強い。
- 油っけがあり、しっとり系のフード。
- 便通がよくなる。
- 毛並みがよくなる。
- 価格が高い
- 栄養素は高いのはわかるが、受け付けない猫は受け付けない
オリジンキャットフードはとにかく匂いが強いのが特徴です。これに慣れない猫ちゃんは、やはり食べてくれないかもしれません。
しかし、栄養管理という意味では、原材料表記を見ていただければ一目瞭然ですが、圧倒的です。プレミアムフードを世に初めて知らしめたのが、ほかでもないこのオリジンキャットフードなんです。
アカナ・キャットフードの口コミ
アカナ・キャットフードの口コミについてです。どのような違いがあるか、を見てみましょう。意外な点が、見えてきます。
評価が今ひとつだった口コミ
評価がよかった口コミ
アカナキャットフードの口コミについて
まとめてみると、こんな感じです。
- 匂いが強い。
- 子猫には少し粒が大きい。
- 食物アレルギーのある猫に対して、有効である場合と、そうでない場合がある。
- 豆類が苦手な猫には、アカナは向いていない可能性がある。
匂いが強い、といった飼い主様のご意見を複数見ましたが、オリジンに比べれば匂いは弱いんです。
粒が大きいという印象にも、ぼくは少し疑問がありました。
オリジンにしても、アカナにしても、原材料をそのままダイレクトにフードに閉じ込めようと工夫されているため、粒にばらつきがあるんです。
とりわけアカナのほうがその感じが強いです。ただ、子猫には確かに粒が大きいかもしれませんね。
これは個人的な感想ですが、愛猫に合う合わない、はオリジンのほうが強いです。
万能なキャットフードというのは、どこにもありえません。食物アレルギーのある猫ちゃんに対して、すごく有効だという場合と、どうしてもダメだという場合があります。
ただ、食べてくれない、というのは、フードの与え方にも問題がある場合が多いですし、それまでの食生活になにより原因があります。
オリジン? アカナ?
ぼくが最初に購入したプレミアムフードがオリジンキャットフードでした。
購入してみて、従来のフードとまるで違うことに、衝撃を覚えたことをはっきりと覚えています。
現在、オリジンも購入しています。ただ、我が家の猫はアカナのほうが好きなので、アカナを与えることのほうが多いんです。
理由は以下のようなことです。この点で明確な違いがはっきりすると思います。
参考になれば、幸いです。
-
オリジンよりも価格が安い
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普段は風味がそれほどのないピュリナワン等の非プレミアムフードを主食としているため、匂いが強いオリジンはワイルド過ぎる
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アカナのグラスランドがとにかくお気に入り(羊肉、カモ肉、天然魚を原材料にしたもので、いつもチキンかサーモンベースの味しか与えていない猫には、新鮮な様子)
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アカナのパシフィカキャットも好んでいる(サーモン主体のフードが多い中、パシフィカキャットは白身魚のフードであり、こちらのほうが相性がいい)
- オリジンはグレードアップした、生の素材を豊富に生かしたジビエ料理であり、アカナは少し原材料を控えめにしながら、改良をしたイタリアの家庭料理と考えていただけると、両者の違いがわかりやすいかな、と思います。
公式サイトで買いましょう
少しでも安いものを、と大手のネットショップで、プレミアムキャットフードを購入することを、おすすめしません。
公式サイト以外のサイトの購入者のコメントを見ていただけるとわかると思いますが、賞味期限が切れた商品が送られてきた、粒が粉々になったものが送られてきた、などという言葉が後を絶ちません。
本来公式サイトでしか扱っていないものが、ほかで売られているのは、転売業者が扱っているのです。
以前、プレミアムフードのひとつであるファインペッツ・キャットフードがなぜ公式サイトからでしか購入ができないか、を当サイトで書きました。
オリジンやアカナなど、徹底した品質管理と地元の原材料にこだわったキャットフードを、輸送コストを抑えて低品質管理をする業者から買っては、まったく意味がありません。
愛猫との生活を幸せなものにするために、キャットフードは慎重に選び、購入しましょう。
>>世界50か国以上で愛されている!【オリジン】
(オリジンはリニューアルし、カナダ産からアメリカ産となっています。こちらはアカナのみの公式サイトとなります。)
オリジンキャットフードの詳しい内容は、当サイトのこちらの記事をぜひご参照ください。
全四種類すべてをレビュー付きで、解説していますので、必ず参考になると思います。
>>オリジンキャットフード全4種類のここだけの話【レビュー画像】