愛猫にどのキャットフードを与えたらよいかわからない、という方は多いと思います。
特に、以下の二つに該当するの愛猫家の方たち。
- 猫を飼いはじめたばかりの飼い主様。
- 猫が特定の病気になっている飼い主様。
イギリスはペットフード産業発祥の地です。そのイギリスのペットフード会社を代表する株式会社レティシアンは、通販専門のドックフード、キャットフードの企業として世界的にも有名です。さらにそのレティシアンを最も代表するのが、カナガンというキャットフードです。
世界的に人気で、日本でも飼い猫に与えている方が多いのですが、人気の理由はどこにあるのでしょう?
さらに、向いていない猫、向いている猫も、もちろんいますので、注意が必要です。
結論からいってしまいますと、カナガン・キャットフードが向いていない猫は、腎不全、老猫などです。
逆に、向いているのは、子猫から成長盛り、成猫の猫ちゃんです。また、チキンが主要原材料なので、日本猫よりは洋猫(あるいは洋猫の血が入っている雑種)が向いています。
「…カナガンって、どうなんだろう」と検討されている方は、以下の記事が参考になれば幸いです。
>>イギリス最高級のグレインフリーキャットフード『カナガン』<<
もくじ
カナガン・キャットフードを知りましょう
カナガンの特徴
カナガンの大きな特徴は、多くの成分がチキンで作られてあることです。65%がチキンです。
動物性原材料が70%、ビタミンやミネラル要素が30%のバランスのとれた配合です。
カナガンの人気の理由は、栄養バランスがほどよくブレンドされたキャットフードというところにあります。
レティシアンが理想的なキャットフードを生産しようとして作りだされたのが、カナガンなんです。
成長期の猫の栄養を考えている
カナガンがチキンを多く使ったキャットフードである理由は、偏りがち、栄養不足になりがちの猫の食事療法を考えて生産開発されたためです。成分配合のバランスがとても優れているため、どんな猫でもじゅうぶんな栄養をとることができます。
「うちの猫は食が細くて痩せている…」あるいは、「よぶんな栄養分を摂りすぎて、太ってしまっている」そういう飼い主さんには、喜ばしいフードでしょう。
成分表からわかること
成分のバランス
成分バランスの配合を見てますと、上から、たんぱく質が37%と、これがとても高いことがわかります。猫はたんぱく質を主なエネルギー源とします。
プレミアム・キャットフードの全体のたんぱく質の比率は、だいたいが30%から40%です。脂質が20%配合されていて、これも猫の栄養管理をよく考えられていることがわかります。
成猫になると、飼い猫は平均より必ず体重が増えてきますので、脂質を抑えようとする飼い主様がいますが、脂質は猫にとって生きるうえで重要な栄養素なので、「細身の猫にしよう!」などと思わないでください。
オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸も、プレミアム・キャットフードの場合は、必ず入っている重要な成分です。
脂質に含まれる多くの成分は、猫は自発的に体内で作りだせることができません。
もし、肥満が気になる場合は、ダイエットに適して生産配合されたフードがありますので、それらを与えるようしたほうがよいと思います。ただ、太ってしまった猫ちゃんの場合、給餌量をまず考えてみることをおすすめします。
決まった時間に、決まった量のキャットフードを与えているでしょうか?
発育期の猫ちゃんは、エネルギーを発散できますから、ちょっと与えすぎかな、というくらい、フードを与えても大丈夫です。
アレルギーについて
カナガンは猫のアレルギーの原因である小麦、乳製品を使っていないため、心配いりません。いわゆるグレインフリー(穀物不使用)です。ただし、主成分のチキンについては例外なので、書いておかなければなりません。
チキンアレルギーの猫ちゃんがいますので、そのタイプの猫ちゃんには合いません。愛猫がどうなのか、考えてみましょう。
肉副産物不使用
カナガンは多くのキャットフードで使用されている肉副産物を使用していません。肉副産物とは、市場に出回らない肉の部位のことです。国内産の市販のキャットフードは、それらのなんの肉かわからないお肉を使っているものが多いですから、体に非常に悪いです。
猫は消化器系が弱い生き物ですので、人のように上手に体内処理できません。キャットフード選びがなぜ大切になってくるか、というと、猫の内臓の働きが、人間の想像以上に繊細で、弱いからです。
そもそも人と猫の内臓の働きはまったく違います。
砂糖なし
カナガンには砂糖が一切含まれていません。
多くの市販のキャットフードは、味をよくするために人工的な甘味料を用いています。これは猫の体には悪いものです。もちろん脂質同様、糖分も猫の栄養には必要です。けれども炭水化物などから摂れる糖分で、十分に補えます。
ビートパルプについて
猫の栄養分で、よく話題になるものがあります。ビートパルプという糖分です。
食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維の2つがあります。これは栄養素的にどちらも必要で、バランスが大切だといわれています。ビートパルプは不溶性のほうで、腸で水に溶けない、体内に吸収されないということは、ある意味では栄養にならない、ということです。
ただ、そのまま腸に残るために、乳酸菌のサプリなどとしては非常に有効な成分ですし、満腹感が得られますから、ダイエットサプリなどにもよく用いられています。
ビートパルプはなぜ猫の体によくない?
ビートパルプが猫の体によくない、といわれるのは、繊維質の問題と関わっています。
多くのグレインフリー(穀物不使用)タイプのキャットフードが猫によい、といわれる理由のひとつに、穀物に含まれる食物繊維を上手に消化できないことがあげられます。
砂糖の原材料となるのは甜菜(てんさい=ビート)です。そこから砂糖を抽出する際に硫酸系の薬剤が使われていて、それが体によくないのです。これは不溶性の繊維ですから、体内にそのまま残ることで、これが悪玉菌を残したり、肥満の原因となったり、がんを誘発したりします。(猫の死因の一位はガンで、二位は腎臓病です。)
ビートパルプでもっともありがちなのは、猫の便秘や軟便です。
うちの猫ちゃんが便秘や軟便になった、という方は、カナガンでこれらの不安を取り除くことが期待できます。
カナガン・キャットフードの原材料からわかること
カナガンキャットフードの原材料:乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、鶏脂4.2%、乾燥全卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、ミネラル類(硫酸亜鉛一水和物、硫酸第一鉄水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、アルファルファ、クランベリー、タウリン、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ |
原材料のほうも、見てみます。
カナガンは人が食べても大丈夫な、いわゆるヒューマン・グレードです。
高いたんぱく質の栄養分であるチキンと、消化の働きを助けるさつまいも、海藻類はミネラルを多く含むので健康維持に繋がり、マリーゴールドをはじめとする成分は、免疫力upの効果があります。
サーモンオイルに含まれるEPAは血圧を正常に保つ働きがあります。オリゴ糖は便通をよくするものとして、よく知られています。
さつまいもは時間をかけて消化されるものなので、長時間体内に留まります。肥満解消にもよいとされています。
とにかく栄養バランスが優れているという印象です。
カナガン・キャットフードの良い点と悪い点
それでもやっぱり悪い点だって、ありますよね。すべての猫に相応しいキャットフードなんて、この世には存在しませんから。
カナガンキャットフード:楕円の小粒の形で、色は褐色。パッケージを開けた瞬間、香りはほとんどしません。粒の大きさにバラつきがあるのは、どのプレミアムフードも同じ。天然の原材料を使用していると、粒の形にばらつきが出てきてしまうのです。 |
悪い点
- バランスのとれた成分、原材料で生産されているので安心だけれども、反面、猫が多くかかる腎不全をはじめ、さらに老猫で体が弱っている、など特別な症状を持つ猫から見ると、べつのキャットフードのほうがよいと思われる。
- チキン配合のため、チキンアレルギーの猫ちゃんにはNG。魚派の猫ちゃんにも向いていない。
- 賞味期限が開封後1ヶ月程度なので、ローテーションでフードを与えている飼い主様には、向いていない。(未開封ですと、18ヶ月)
良い点
- 原材料、成分表から見て、とにかくバランスのとれたキャットフードであることがわかるので、多くの猫ちゃんに与えるに相応しい。
- 小麦不使用、砂糖不使用をはじめ、猫が健康を害しない優れた配合が、非常な精度でなされている。
- グレインフリー(穀物不使用)、ヒューマングレードなど、優れたキャットフードであることは一目瞭然で、これまでドライフードがダメだった猫ちゃんも食べられる期待が大きい。
カナガン・キャットフードをおすすめする猫
1袋 1.5kg カナガン・キャットフード
check! 【ぼくがカナガンをいちばんおすすめする猫】
カナガンがほかのキャットフードと比べて、もっとも秀でているところは、その栄養バランスです。ストルバイト結石症になる要因といわれる、マグネシウムの値は0.09%、リンは1.4%で、標準値なので、これも問題ないです。
ぼくがカナガンを最もおすすめする猫は、偏食気味の猫ちゃんです。
偏食気味の猫ちゃんは、栄養を上手に体内に摂りいれないと、健康を害します。
子猫、発育期からカナガンを与えはじめている、という愛猫家さんが多いのは、そこに理由があると考えます。人といっしょで、子供の頃って、猫も好き嫌いがわりとはっきりしますから。ウエットフードもありますので、ドライフードをあまり食べてくれない猫ちゃんにも相応しいわけです。
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カナガンキャットフード 缶詰 チキン&サーモン
75g 12缶 >>イギリス最高級のグレインフリーキャットフード『カナガン』<<
カナガンには、ウェットフードタイプのチキン&サーモンがあります。1日2~3缶を目安に与えてください。
ウェットタイプを好まれる猫ちゃんもいますから、その場合は、こちらのタイプもおすすです。ただし、主食として、ウエットフードを与えつづけることは、おすすめしません。
ドライフードとウェットフード
猫は多くの水分補給が必要です。ウエットフードならば、多量の水分補給が同時にできます。ウエットフードが好きな猫ちゃんも多いので、与えたくなる気持ちもわかるのですが、ドライフードを日常的に食べさせたほうがよいです。水を飲んでくれない猫ちゃんには、定期的にウェットフードを与えるのは効果的です。
食べてくれない…とお困りの飼い主様もいらっしゃるか、と思うのですが、いろいろな種類のものを試して欲しいかな、と思います。
ドライフードのほうが栄養バランスが優れていて、価格的にもリーズナブルだからです。
ぼくが以前飼っていた猫は、ウエットが嫌いで、ずっとドライフードを与えていたんですが、年をとってもとても歯が丈夫でしたし、健康も害しませんでした。
カナガンにはチキンとサーモンが配合された、とろけるスープタイプの缶詰がありますので、ウェットを好まれる猫ちゃんには、ドライフードのあいだに、これを挟んであげるとよいかもしれません。
カナガンの悪評について
サンプル品はありませんので、ご注意を。
カナガン・キャットフードは、ネット上に悪評がたくさんありますが…
与えた猫がどのような状態(病気や老猫)なのか、給餌量を守っていたのか、しっかり品質管理の行き届いた公式サイトから買ったのかが明記されていない以上、キャットフードの良し悪しなど、誰も判断できません。
食いつきがいい、というのも、注意点なので、キャットフード選びの参考にはなりません。
食いつきがいい=良質なキャットフードなら、市販の安価の国産キャットフードは、猫を誘う人工の調味料や香味料や添加物がてんこもりで、それが最高のキャットフードだ、ということになってしまいます。ジャンクフードといっしょです。
日頃から、愛猫の様子を、よく見てあげることが大切です。
便の具合、食事の量、水を飲んでいるか、体重の増減、など。
愛猫を守ってあげられるのは、飼い主だけなので、御自分の猫ちゃんに合うキャットフードを探してあげて、ウエットやトリーツなども与えながら、健康に気を使ってあげてください。従来のキャットフードで満足されているのであれば、わざわざ新しいものを購入する必要はないです。
カナガンキャットフード 最安値
直接販売店のページから、定期コースでオーダーすると、20%OFFになります。送料無料ですし、ちょっとしたプレゼントもついています。Amazonでは正規品ではないキャットフードが出回った噂が絶えませんので、直販店での購入をおすすめします。
「カナガン、どうかな」と思われるかたは、一度公式サイトをチェックしてみてください。お問い合わせも受け付けています。電話で聞いてみるとよいと思います。「そういう猫なら、カナガンは合わないです」と、正直に話してくださいますよ。愛猫とのよきライフスタイルを!
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