ファインペッツは、エヴリワンズという日本のペットフード会社から発案される形で、カナダのペットフード会社と提携し、オランダの工場で作られているキャットフードです。
カナダのキャットフードといえば、チャンピオンズフーズ社の、オリジン(2017年をもってカナダ産からアメリカ産になりました)、アカナ、が有名ですが、ファインペッツもとても愛猫家たちのあいだで好まれているキャットフードですので、ぜひ紹介したいと思います。
もくじ
ファインペッツの量
ファインペッツ・キャットフードはたった1種類です。その1つで全年齢、全種に対応しています。(いわゆるグロース&メンテナンスです)
ファインペッツの1袋の量は、通常のキャットフード同様、1.5㎏です。(2017年の7月までは、1㎏でしたが、以降量が変りました。)
小食の猫ちゃんや、ウェットフードを多く食べている猫ちゃんに、嬉しいキャットフードです。
小粒の三角形の形で、これが意外と重要です。我が家の猫たちはトリーツ(おやつ)が好きで、いろんなものを与えているのですが、ファインペッツを気に入ったのは、どうやらこの形がよかったようです。
最初はおやつをあげる感じで、新しいフードを与えます。それで様子を見ます。ぜんぜん警戒なく食べはじめたんですね。
1粒の大きさ
原材料と成分について
アヒル肉、ニシン、全粒米 ポテト、鶏脂、フレッシュサーモンオイル、鶏肉、チコリ、グリーンピース、鶏レバー、植物性繊維質(豆類由来)、ビタミン(ビタミンE、ビタミンC、ナイアシン、イノシトール、ビタミンA、チアミン、Dパントテン酸カルシウム、ピリドキシン、リボフラビン、ビタミンK、ベータカロチン、ビタミンD3、葉酸、ビオチン、ビタミンB12)、ミネラル(亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、ユッカシジゲラ、マンガンオリゴ糖、ボリジオイル、フラックスシード、Lカルニチン、イヌリン、プロバイオティクス |
ファインペッツ・キャットフードの主原材料は、アヒル肉とニシンです。アヒル肉はフランス産です。生産はオランダで行われています。
たんぱく質は32%で標準で、肉類原材料が85%を占めていますが、フードは魚が主成分といってよく、「お肉好き」には向いていない猫ちゃんもいるかもしれませんが、我が家の猫の一匹は「肉派」なのですが、がっつり食べていますので、問題はないかな、と思います。
ファインペッツの給餌量
開けた瞬間は、粒が小さい、というのが第一印象。
食べてみると、癖がなくて、香ばしい感じ。とにかく食感がよいキャットフード。
1日あたりの給餌量の目安
※幼猫に対する給餌量は、上記給餌量の150%に増量してください。
※高齢猫に対する給餌量は、上記給餌量の80%(20%減)にしてください。
※200ccのカップすり切りで、100グラムです。(株式会社エヴリワンズ 公式サイトより)
ファインペッツ・キャットフードの特徴
アレルギーを考えて、現在の成分の配合がなされています。肉類原材料で85%ありますから、カロリーは高めです。472.2kcal/100g
主成分にお米が入っていますので、いわゆるグレインフリー(穀物不使用)ではありません。
猫は好きなものができると、それをずっと食べたがります。いろんな種類のものを与えたほうが、栄養のバランスがとれてよいです。
最初はお試し用が安価で購入できますから、ファインペッツをまだ与えたことがない、という飼い主さんには、おすすめしたいです。
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ファインペッツは本当に良質なキャットフード?
ファインペッツ・キャットフードの気になる口コミを取り上げました。
そこから探してやっとたどり着いたのです。
ゆるくなるときが一年に?あるかもしれませんが。
ファインペッツにおけるマグネシウムについて その1
ファインペッツ・キャットフードの腎臓病、尿路結石の原因となるマグネシウムについて触れておきます。
飼い主様の中には、マグネシウムの量、またリンの値が少ないキャットフードを求めて、いわゆる「キャットフード・ジプシー」になっている方もいらっしゃいます。猫の尿路結石の病因として、マグネシウムやリンが大きく関係している、といわれるためです。
とにかくマグネシウムの量が少ないキャットフードを選ぶことにしている、という考えは、個人的にはおすすめしません。
腎臓が悪くない猫にはミネラル(マグネシウム)はしっかり与えましょう
そもそもマグネシウムは猫の健康維持のためには、大切な成分です。
カルシウム成分を多くとってしまうと、ほかの成分であるリンなどに影響して、マグネシウムが尿路結石などの病気の要因になってしまうケースが多く、確かに猫は腎臓病になります。腎臓病になってしまった猫には、マグネシウム、リンの値を気にする必要がありますが、腎臓病対策としては、逆効果です。ストルバイト結石症の症状の原因はマグネシウムそれ自体ではありません。
本来砂漠で育った猫は、水を体内にたくわえる習慣があり、あまり水を飲みません。
水を飲まない猫には、ウェットフードなどを与えて、ミネラルを補給させることが大切です。ミネラル値(マグネシウム等)が低いフードを与えるのは、逆効果です。シュウ酸カルシウム結石症の腎臓病の場合も、カルシウム不足が腎臓病の原因となっています。
- ストルバイト結石症の腎臓病 成猫、特に雄猫に多い 水分をためこむ
- シュウ酸カルシウム結石症の腎臓病 シニア猫に多い 水分を排出する
日頃から、じゅうぶんなミネラルをとって、しっかり排尿をさせる習慣をつけることが、いちばんの腎臓病予防対策です。そうしていれば、低マグネシウムについて考える必要はありません。
猫の内臓は、人が想像する以上に繊細で、働きが悪いです。ウェットフード、ドライフードとうまく併用して、栄養バランスを考えて、キャットフードを選んでみてください。ファインペッツは賞味期限が長いので、ウェットフードを与えている猫には、大変適したフードだと思います。
キャットフードの総体的な解釈、選び方は、トップページでまとめてありますので、よかったら参考にしてください。
ファインペッツにおけるマグネシウムについて その2
マグネシウムについて、もう少し考えてみましょう。
日本でも人気が高いイギリスのレティシアンが作っているキャットフードのカナガンと比べてみましょう。マグネシウムが0.09%、リンが0.08%と低い値です。多くのプレミアムキャットフードは、これら前後の配合が通常です。
AAFCO(米国飼料検査官協会)が定めているマグネシウムの基準
仔猫用:0.08%以上
成猫用:0.04%以上
「AAFCO」とは米国飼料検査官協会(Association of American Feed Control Official)の略称です。AAFCOでは、ペットフードの栄養基準、ラベル表示などに関するガイドラインを設定しており、日本のペットフード公正取引協議会の規約でも、AAFCOの栄養基準を採用しています。AAFCOは基準を提示している機関であり、フードの検査を行ったり、認定や承認は行いません。
出典 https://www.royalcanin.co.jp/new/faq/?p=584
ちなみに、ファインペッツのマグネシウム量は、こちらになります。
マグネシウム | 0.60gr |
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出典 https://www.finepets.jp/cat/products/material.html?grid=gn
これは成猫用のマグネシウムの量です。パーセンテージに修正すると、0.04%です。AAFCOが基準値としている幼猫の値より低いことがわかります。
個人的感想
- マグネシウム値について、ファインペッツについて、ひとつだけ問題があるとしたら、ファインペッツは全年齢の猫に対応、となっていますが、生後一年、または、まだ去勢や避妊手術を受けるに達していない猫ちゃんには、マグネシウムの観点から見るならば、控えたほうがよいキャットフードかもしれません。
ドライフードをあまり食べてくれない、という猫ちゃんにはおすすめです。小食、偏食がちの猫ちゃんには、とにかくおすすめしたいですね。
ファインペッツお試しできます
ファインペッツは20年の改良を積み重ねて生産されたキャットフードです。
初回限定で、3,704円(税込)が、1,080円(税込)で、購入できます。定期便にすると、価格がどんどん割安になっていきます。
キャットフードはお試しがあると、本当に助かります。
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