ファインペッツ(FINEPET’S)の人気の理由は、日本の会社(株式会社エヴリワンズ)が、カナダのペットフード企業(TLCペットフード)とコラボする形で作られたキャットフードであることが、意外に影響が大きかったりします。
会社は渋谷にあります。ぼくは行ったことありますが。生産工場はオランダです。
ファインペッツ・キャットフードの特徴はたった1種類しかない、という点です。その1つで全年齢、全種に対応しています。(いわゆるグロース&メンテナンスです)
ぼくもファインペッツは好きで、里親さん宅に紹介したり、我が家の猫たちにも与えていますが、一部では悪評も少なからずあるみたいです。
口コミを検証しながら、悪評の理由について考えてみます。
FINEPET'Sキャットフード
もくじ
ファインペッツってどんなキャットフード?
ファインペッツはアヒル肉とニシンを主な原材料として作られたキャットフードです。
粒の大きさは、約8mm程度の小ささで、このように凸型状です。(三ツ矢サイダー型)
この形は、我が家の猫に関してはとてもよかったようです。トリーツをあげているのですが、おやつだとかんちがいして、食べはじめました。
こういう些細なところにも、本当に猫って、好き嫌いがありますので。
ほかのフードは吐いたりもあったんですが、ファインペッツは美味しそうに食べてくれています。
※幼猫に対する給餌量は、上記給餌量の150%に増量してください。
※高齢猫に対する給餌量は、上記給餌量の80%(20%減)にしてください。
※200ccのカップすり切りで、100グラムです。(株式会社エヴリワンズ 公式サイトより)
級餌量は上記のとおりです。
原材料と成分について
アヒル肉、ニシン、全粒米 ポテト、鶏脂、フレッシュサーモンオイル、鶏肉、チコリ、グリーンピース、鶏レバー、植物性繊維質(豆類由来)、ビタミン(ビタミンE、ビタミンC、ナイアシン、イノシトール、ビタミンA、チアミン、Dパントテン酸カルシウム、ピリドキシン、リボフラビン、ビタミンK、ベータカロチン、ビタミンD3、葉酸、ビオチン、ビタミンB12)、ミネラル(亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、ユッカシジゲラ、マンガンオリゴ糖、ボリジオイル、フラックスシード、Lカルニチン、イヌリン、プロバイオティクス |
アヒル肉はフランス産です。生産はオランダで行われています。
フランスのアヒル肉の最上級のものを使い、フード開発の最先端工場があるオランダで加工をしています。
成分等は公式サイトに、しっかりすべてが掲載されていますので、ぜひごらんください。
ファインペッツの公式サイトを見てみる>> FINEPET'Sキャットフード
気になる点を少しだけ書きます。
たんぱく質は32%で標準で、肉類原材料が85%を占めていますが、フードは魚が主成分といってよく、「お肉好き」には向いていない猫ちゃんもいるかもしれません。
ちなみに、我が家の猫の一匹は「肉派」なのですが、がっつり食べていますので、問題はないかな、とは思いますが。
ストルバイト結石症(猫の腎臓病・尿路結石)を気にされる方は、その要因となるファインペッツとマグネシウムについての関係を、別記事で書いていますので、参照してください。
ファインペッツって、本当に愛猫に与えても大丈夫?
ファインペッツは、いわゆるバイプロダクツ(肉の副産物)、たとえば、狂牛病や口蹄疫となる牛肉素材は一切使用していません。
アレルギーを心配される飼い主様には、安心してよいキャットフードです。
化学調味料、酸化防止剤、防腐剤のための人工添加物、また、放射性物質に汚染されたとみなされる原材料も不使用。酸化防止剤としては、ビタミンEが用いられています。金属類、残留農薬もまったく使っていません。中国産の原材料もまったく不使用です。
ファインペッツのキャットフードの特徴は、人も食べられる天然素材を生かしたフード作りをしているところだ、といってよいです。いわゆるヒューマングレードです。
「人間が食べられるもの=猫に与えても心配ないキャットフード」といえば、聞こえがいいですけれど、人と猫の内臓と消化器の働きの違いを見るならば、問題点も出てきます。
たとえば、猫まんまというのがありますが、人が食べているものを猫に与えつづけていると、猫の寿命は短くなります。
悪評の理由を、口コミから考えてみましょう。
ファインペッツの口コミ
ファインペッツが今ひとつだった口コミを集めてみました。
ファインペッツは良質なキャットフード?
人の健康はすべての栄養素をバランスよくとることが大切です。それを栄養分にして内臓が働きます。人は雑食なので、なんでも栄養にし、消化していく内臓の強い働きを持っています。猫は脂肪分からアミノ酸を作りだし、エネルギーとなる糖分へ還元させます。
プレミアムキャットフードで、高タンパク質のものが多く、穀物類(炭水化物)が少ないのは、猫の内臓の働きが弱いためです。栄養の吸収率が悪いのです。
咀嚼のときに唾液が出ず、人より腸が短い理由で、消化器系の働きも鈍いです。消化に悪いといわれる穀物類を与えると、うまく栄養が行き渡らないどころか、さまざまなアレルギーの病気になったりします。
ファインペッツは、安心安全な原材料で生産された高カロリーで、消化吸収率が87%と、実に高い優れた数値を示しています。つまるところ、少ない量で、優れた栄養を摂ることに適したキャットフードなのです。
ファインペッツをおすすめする飼い主様・お試し
- 食が細く、あまりフードを食べてくれない。
- 消化が悪く、便が柔らかい。
- ウエットフードが好きで、あまりドライフードを食べてくれない。
つまるところ、ファインペッツはよく食べる肥満の猫ちゃんには向いていません。発育期の猫ちゃんにおいても、食が細い子には向いていますが、食いつきがとてもよい猫ちゃんは、栄養過多になりすぎる可能性があります。
育ちざかりの猫ちゃんは、とにかくフードを与えないわけにはいかないので、ほかのフードを混ぜるなどして、工夫する必要が出てくるでしょう。
この辺りが、どうやらファインペッツの悪評の大きな理由のようです。
あらゆるキャットフードの中で、最も吸収率の高いキャットフードが、ファインペッツだと思っています。ほかのフードでダメだった、という方は、一度お試しになってみてはどうかな、と思います。
我が家の猫は、ファインペッツは好きです。一匹は偏食ぎみだったので、本当に助かっています。実際に優れたキャットフードですよ。
お試してみたいと思われる飼い主様は、公式サイトに限り、初回のお客様限定で、通常価格では3,704円の最初の1袋(1.5kg、一ヶ月分)が、お試し価格の1,000円(税込で1,080円)で購入できます。
キャットフードは、必ず向いている猫、向いてない猫がいます。それぞれに長所と短所があります。自分の愛猫にあったキャットフードを選んで与えるようにしましょう。