オリジン・キャットフードのキャット&キティは、チキン味をベースにした総合栄養食のドライフードの決定版といってよいです。
オリジンは2017年にリニューアルしました。
キャット&キティは、豊富な原材料を加えて、グレードアップしました。
猫の栄養管理を気遣われる飼い主の方! よい総合栄養食には、このフードがおすすめです。
なぜそれほどこのキャットフードが優れているのか?
キャット&キティの原材料や成分、製造法についても、まとめています。
総合栄養食について、わかりやすく解説しています。
ぜひフード選びの参考にしてください。
もくじ
総合栄養食って?
キャットフードにおける総合栄養食についてまとめておきます。
ペットフードには次のいずれかの表記があります。
- 一般食
- 総合栄養食
・ 一般食とは、それのみではペットの栄養を満たすことができない食べ物です。このフードといっしょに他の食べ物を与えてください、ということが書かれてあることが多いです。
・ 総合栄養食は、そのフードと、あとはお水があれば、ほかの食べ物がなくても、ペットの栄養管理は行き届く、というものです。
総合栄養食だけで本当にいいの?
総合栄養食のドライフードのみを与えていると、本当にこれだけで猫の栄養は大丈夫なんだろうか? と悩まれる飼い主の方もいらっしゃると思います。
ついつい人が食べているものを与えたり、トリーツやウェットフードもあげたくなるのも当然です。実際猫は人が食べているものを欲しがりますからね。
総合栄養食はペットフード公正取引協議会が定めた基準の審査をクリアーしなければ、パッケージに表記することができないくらい栄養のレベルが高いです。
米国飼料検査官協会(Association of American Feed ControlOfficials)は、ペットフードのあらゆる栄養管理をしている組織です。日本のペット業界もこのAAFCOに則っています。
少量であれば、ほかの食事を与えてもかまいません。
ただし、人が食するものはあまり与えないようにしましょう。(猫が欲しがっても、です)
基本的に総合栄養食のドライフードのみ、あとはお水だけで、猫の栄養管理はじゅうぶんなんです。
そのためにはやはり栄養管理がしっかり行き届いた総合栄養食のドライフードを選ぶ必要があります。
オリジンキャットフードのキャット&キティ
オリジン・キャット&キティ プレミアムドライフード(グレインフリー)
406.0Kcal/100g
340g 1.8kg 5.45kg
総合栄養食ならば、オリジンのキャット&キティがおすすめです。
キャット&キティのベースは鶏肉(チキン)ですが、七面鳥のお肉もかなりの分量が入っています。
そのほか、カレイ、サバ、ニシンなどのお魚がブレンドされています。
原材料を見ていただけると、豊富な野菜も使用されていることがわかります。
豆類や野菜、放牧された鶏や七面鳥のお肉、天然の魚、巣に産み落とされた卵など、すべてが徹底したオリジン特有の自然の恵みを生かした原材料のみで生産されています。
どんな粒?
小粒で、平らな形状で、柔らかく、とても食感がよいです。
一般のドライフードとは違って、油っ気がなく、オリジンキャットフード4タイプの中では最もさっぱりしています。
キャット&キティの原材料と成分で気になる点
キャット&キティ原材料名:新鮮鶏肉、新鮮七面鳥肉、新鮮イエローテイルカレイ、新鮮全卵、新鮮丸ごと大西洋サバ、新鮮鶏レバー、新鮮七面鳥レバー、新鮮丸ごと大西洋ニシン、 新鮮鶏心臓、新鮮七面鳥心臓、ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、ディハイドレート丸ごとサバ、ディハイドレート鶏レバー、ディハイドレート七面鳥レバー、 丸ごとグリーンピース、丸ごとシロインゲン豆、赤レンズ豆、新鮮チキンネック、新鮮鶏腎臓、鶏肉脂肪、ピント豆、ヒヨコ豆、グリーンレンズ豆、天然鶏肉風味、レンズ豆繊維、 ニシン油、粉砕鶏骨、鶏軟骨、七面鳥軟骨、ドライケルプ、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、 新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと梨、カボチャの種、ヒマワリの種、 塩化コリン、亜鉛タンパク化合物、銅タンパク化合物、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、 ジュニパーベリー、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥プロバイオティクス発酵生成物、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵生成物 |
粗たんぱく質 | 40% 以上 |
粗脂肪 | 20% 以上 |
粗繊維 | 3% 以下 |
水分 | 10% 以下 |
カルシウム | 1.2% 以上 |
リン | 1% 以上 |
マグネシウム | 0.1% 以下 |
タウリン | 0.2% 以上 |
オメガ6脂肪酸 | 3.5% 以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.8% 以上 |
DHA | 0.2% 以上 |
EPA | 0.28% 以上 |
穀物類について
原材料と成分表から、このフードの気になる点を見ていきましょう。
オリジンのキャット&キティは、いわゆるグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードです。
グレインフリー
穀物であるお米・麦・とうもろこし等を一切使用していないフードです。猫は炭水化物をエネルギーとしません。猫は消化器系が著しく弱い生き物です。穀物類は栄養にならないどころか、それらに含まれる多成分によってアレルギーをひきおこしかねません。グレインフリータイプのキャットフードが、猫の体調管理によく、人気があるのはこの点にあります。ペットフード業界で、国内第一位のシェアを占めている世界で最も愛されているといってよいピュリナワン・キャットフードも、2018年にグレインフリータイプの発売を開始しました。
炭水化物に多く含まれる繊維が原材料にしっかり明記されているのがわかります。
この点は穀物を使用していなくても安心して良い点です。(繊維は穀物に多く入っています。)繊維を摂取しないと、猫は腸活が上手にできず、便秘になってしまいます。
繊維について
キャット&キティは、成分表で「租繊維」が3%と表示されています。
※ 繊維は量を摂りすぎると、フード全体の栄養の吸収力を妨げる働きをしていますので、常に「○パーセント以下」という表示がなされます。
通常のキャットフードの平均値の租繊維は、3%です。キャット&キティは、通常の繊維質が入っている、ということになりますので、安心です。
化合物が気になる…?
飼主の方の中には、キャット&キティの原材料表記の中の亜鉛タンパク化合物、銅タンパク化合物、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、などの名前が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
亜鉛や銅などは、ミネラル成分の一つで、猫の栄養管理にとっても需要なものです。成分表示では「灰分」のところに表記されます。(オリジンにおいては、さらに細かく、水分、カルシウム、リン、マグネシウムの部分に表示されています。)
猫にとって、ミネラルは摂りすぎてもいけないですし、摂らないのもよくありません。
ミネラルは骨や歯の主要構成成分であると同時に、血液や体液の中にも存在するものです。カルシウムやリンなどもミネラル成分です。
オリジンキャットフードにおける亜鉛タンパク化合物や、銅タンパク化合物は、サプリメントの一種、と考えてください。
これらは確かに人工的に化合された原材料ではあります。
しかし、アミノ酸やタンパク質などを結合させたという意味での化合物なんです。化合、とはそういう意味です。用いられている原材料は、天然材料です。
ミックストコフェロールについても同じことがいえます。キャットフードの酸化を防ぐためには、どうしても防腐剤が必要になります。
多くのキャットフードは人工的な酸化防腐剤を使用しています。
オリジン・キャットフードは天然原料から酸化防腐剤をつくり出しています。これは本当に驚くべきことなんです。
ミックストコフェロールとは、植物油から抽出されたビタミンEのことです。
オリジンキャットフードの製造法は2種類に分かれる
製造法についても、このフード特有のこだわりがありますので、解説します。
オリジンキャットフードのドライタイプは4種類あります。レジオナルレッド、シックスフィッシュ、キャット&キティ、フィット&トリム、です。
製造法については、オリジンキャットフードは、2つに分れています。
オリジンの2つの製造法
レジオナルレッドとシックスフィッシュ、キャット&キティとフィット&トリムは、それぞれ製造法が異なっているんです。
- ディハイドレート製造法が主 キャット&キティ フィット&トリム
- フリーズドライ製造法が主 レジオナルレッド シックスフィッシュ
オリジン・キャットフードは、公式HPで「わが社はグレインフリーを開発生産しているのではない、わが社が作っているのはバイオロジック・フードだ」といっていることに、着目してみましょう。
「バイオロジックフードって…?」
オリジンがいうバイオロジックフードとは、オリジンの生産コンセプトである、「猫の主食としてのたんぱく質を最も健康的に摂りいれるために徹底して原材料にこだわって生産されたフード」ということです。
チャンピオンズフーズ社が生産しているディハイドレート製造法というものがあって、それがキャット&キティに画期的に用いられています。
ディハイドレート製造法
ディハイドレートは加熱処理をしていないため、豊富な天然原材料を新鮮なまま食することができるのです。
ディハイドレートの最大の利点は、ミネラルやビタミン、酵素など、本来サプリメントからでしか摂りいれられない成分まで、自然の原材料から摂取することができることです。防腐剤までも天然資源から作られていることを解説しました。オリジンは徹底しています。
ディハイドレートとフリーズドライ
原材料名を比べてみると、この2つの製造法の違いが、わかりやすくなると思います。
キャット&キティには、ディハイドレートという言葉がいくつか見つかります。一方フリーズドライ、という言葉も見つかります。
キャット&キティ原材料名:新鮮鶏肉、新鮮七面鳥肉、新鮮イエローテイルカレイ、新鮮全卵、新鮮丸ごと大西洋サバ、新鮮鶏レバー、新鮮七面鳥レバー、新鮮丸ごと大西洋ニシン、 新鮮鶏心臓、新鮮七面鳥心臓、ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、ディハイドレート丸ごとサバ、ディハイドレート鶏レバー、ディハイドレート七面鳥レバー、 丸ごとグリーンピース、丸ごとシロインゲン豆、赤レンズ豆、新鮮チキンネック、新鮮鶏腎臓、鶏肉脂肪、ピント豆、ヒヨコ豆、グリーンレンズ豆、天然鶏肉風味、レンズ豆繊維、 ニシン油、粉砕鶏骨、鶏軟骨、七面鳥軟骨、ドライケルプ、フリーズドライ鶏レバー、フリーズドライ七面鳥レバー、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、 新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カラシ菜、新鮮コラードグリーン、新鮮カブラ菜、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと梨、カボチャの種、ヒマワリの種、 塩化コリン、亜鉛タンパク化合物、銅タンパク化合物、ミックストコフェロール(天然酸化防止剤)、チコリー根、ターメリック、サルサ根、アルテア根、ローズヒップ、 ジュニパーベリー、乾燥ラクトバチルスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥プロバイオティクス発酵生成物、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵生成物 |
キャット&キティは、ディハイドレート製造法と、フリーズドライ製造法の2つを上手に組み合わせながら、天然の豊かな原材料の鮮度をそのまま保つフード生産をしています。
フリーズドライとは、言葉通り冷凍保存の製造方法です。一瞬にマイナス30度くらいに凍らせることで、原材料の鮮度を保ちます。冷凍庫にご飯やお肉を保存しておく感じといっしょです。
詳しくいうと、ディハイドレート生産とは、非加熱処理ということなのですが、低温によって加熱する生産型ということになります。加熱していないわけではありません。
食材は加熱することで、初めて食用となります。ただ、そのとき高温で加熱処理すると、大切な栄養素が抜け落ちていってしまうことになるんです。
ディハイドレートは、原材料から水分を抜いていく乾燥処理によって、ドライフードを作っていくわけです。
ほかにも、乾燥、という言葉も原材料表記には見つかりますよね?
これはディハイドレート製造法まではいかないですけれども、乾燥させて原材料を生産しているということです。乾燥で鮮度を保つことができれば、わざわざディハイドレート製造法を用いる必要はないのです。
キャット&キティはどんな猫に向いているの?
- (すばり)プレミアム・キャットフードを初めて御買いになられる方
キャット&キティは、猫の主エネルギーであるたんぱく質をもっとも効果的に摂取できるチキンをベースにしたドライフードです。
豊富な原材料をもとに、いっさいの人工着色料や人工防腐剤、化学調味料、さらに猫の消化に悪い穀物類も入っていません。
オリジンの最もスタンダードなキャットフードと呼べるものです。
愛猫にいつもよりちょっと贅沢なプレミアムフードを与えてみたい、という方にぜひキャット&キティをおすすめします。
まとめ
キャット&キティは、たんぱく質が豊富、ミネラルや繊維の配合もバランスよく、腎臓病や骨密度低下症、皮膚炎、便秘などを心配されている飼い主の方も、お悩みが解消される、おすすめのドライフードです。
実はぼくがいちばん最初に購入したプレミアムフードが、このオリジンのキャット&キティでした^^
それまでのいわゆる市販のフードとは、まるで違ったので、とても驚いたことを覚えています。
このキャット&キティがぼくと愛猫にプレミアムフードというものを教えてくれました。
オリジン キャット&キティ
406.0Kcal/100g
340g 1,350円
1.8kg 6,300円
5.45kg 15,000円 (全税抜価格、送料別)
オリジン・キャットフードを購入の際は、公式サイトでお求めになれることをおすすめします。転売業者や並行輸入で御買い求めになられることは、衛生管理上あまりおすすめしません。
今なら、オリジンの公式サイトでは、全額返金キャンペーンも実施中です!
当記事が、飼い主の方のキャットフード選びのわずかな参考になれば、幸いです。
愛猫とのハッピーライフを!
当サイトでは、オリジンキャットフード全4種類をすべてレビューしています。
オリジン・ジャパンの公式サイトは、こちらからどうぞ。